今は受験シーズンだけど
実は私も明日、二科目の単位認定試験がある。
科目は『乳幼児の心理学』と『中高年の心理臨床』だが、赤ちゃんから老人に対象が広がっていて、人の一生を考えてしまう。
乳幼児というのは言葉も話せない状況から、心理学のテストをするにあって言葉を使わないでする方法がとられる。その一つが選好注視法と呼ばれるものだ。
赤ちゃんが二つの図形を見せられた場合、より興味のある方を時間的には長く、また注視する回数も多くなるという性質をもとにその試験方法はできている。
例えば男の顔写真とママの顔写真を並べて提示してあげると、赤ちゃんはママの顔の方をより長く、より頻繁に注目する。
選好注視法の中で馴化と脱馴化という言葉が出てくる。馴化とは慣れてしまい飽きてしまって注視時間や注視回数が減ってくる状態をいう。
また脱馴化とはその飽きてしまった状態をリセットしてあげることである。ではどうやって脱馴化するのだろうか。馴化とはわかりやすい言葉でいうとなれて飽きた状態で、刺激に対して反応が低い状態のことである。
これを再び反応を復活させるために脱馴化が行われる。赤ちゃんの場合には、ママの顔なり図形なりの飽きてしまったパターン刺激をやめて別の刺激を、
つまりおばあさんの顔なり別の図形を見せてあげる。
それによって馴化がリセットされる。
これを受験勉強に応用するなら英語の学習をしていて飽きてしまったら、数学をやってみるとか,皿洗いをしてみるといったことになるだろう。
つまり気分転換をしてリセットをする。そうすると再度英語の学習に戻ったときに新鮮な感覚として情報を受け取れるようになるだろう。
目新しい方法ではないが、コーヒーブレークあるいはテイ―タイムといったものはその意味で学習効果をより高めてくれるはずだ。
複数の科目を受験するなら、一つ科目に集中して時間を費やすより、飽きたら別の科目へ変えるやり方がよいのかもしれない。
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